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2007年 09月 12日
お店の中に飾ってあるSP時代の奥野正雄の写真です。 OVER-deLight、モリワキ時代の奥野は雑誌にも結構取り上げられ たくさんの方々に知ってもらえたと思います。 ですから、それ以前のエピソードをお話しましょう。 1996年わがチームは、鈴鹿4耐に初優勝しました。 97年は連覇を狙っての参戦でした。 ライダーは奥野正雄&松井秀樹 奥野はその年、SP250デビュー戦の第2戦でポールポジションを、 2戦目の第6戦ではポールtoウィンを飾っていました。 松井は96年GP125最終戦から4連続ポール。 最も優勝に近いライダー&チームとして注目されていました。 決勝当日、台風19号が大接近 大雨、洪水、暴風、波浪、警報のオンパレードの中 第1ライダーの奥野がスタートし、慎重な走りをしていました。 転倒車がありペースカーが入ったので、その間に松井にライダー交代 暴風の中すごいペースで走りはじめ、あっという間にトップに。 しかも後続のライダーより1周5~6秒速いタイムで走行。 もう少しペースを落としてくれたらと思っていたところ、デグナーで転倒。 幸いすぐスタートでき、トップのまま走り続けました。 ピットのモニターで松井の走りをじっと見つめる奥野を見たら、 これはやばい!と感じました。 『俺はあいつには負けやん』という目になっていました。 もう耐久を最後までゴールを目指すという気持ちはなく 案の定ライダー交代後、奥野は信じられないタイムで、どんどんペースを上げ 自分の走りをアピールし始めました。 そして転倒、しかしすぐ走り出しトップをキープ。 しかしもっとペースを上げ3度目の転倒。 バイクを修復し松井に交代し6位まで追い上げるが、4度目の転倒。 最後まで台風の中、無理せず無難に走ったライダーが優勝。 奥野&松井は耐久レースに勝つのではなく、相棒に勝つレースをしてました。 ほんまお馬鹿な二人でしたよ。 しかし彼らの走りは、台風の中にあっても素晴らしい走りだったと 伝説の4耐と今も語り継がれています。 奥野は今一生懸命生きようと闘っています。 またきっと伝説を作ってくれる!!
by motospace
| 2007-09-12 20:00
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